針は神がかってるのに、売上ガチでゼロ!IPO目指す穿刺ロボットの果てしない悲しみ

針は神がかってるのに、売上ガチでゼロ!IPO目指す穿刺ロボットの果てしない悲しみ

成功率98.3%!なのにカネにならんとかマジ?

今回は中国の医療系メディア『钛媒体(タイメディア)』で報じられとる、とある医療ロボット企業のIPO話や。会社の名前は「真健康医療科技開発股份有限公司(以下、真健康)」、肺の組織を採取するときとかに使う「経皮穿刺(けいひせんし)ロボット」をつくっとるんよ。

で、このロボットがめちゃくちゃ優秀なんよ。人の手でやると成功率15%くらいのムズい針刺しも、こいつを使うと98.3%の精度でビシッと決める。患者の被ばくも減るし、医者のストレスも激減や。技術だけ見たらスーパースターやん? ……せやけどな、売上を見たら目を疑うで。

  • 2023年の売上:230.1万元(約4600万円)
  • 2024年の売上:179.1万元(約3580万円)
  • 2025年上半期の売上:17.3万元(約346万円)

しかも、同期の損失はそれぞれ9554.1万元(約19億円)、9215.6万元(約18.4億円)、5673.4万元(約11.3億円)や。この落差、いったいどないなっとんねん!

ロボットは主役、でも「CT様」の言いなりやで

そもそも経皮穿刺ってのは、CTの画像を見ながら肺の病変に針を刺して組織を取ったり、焼いたりする治療や。ロボットはその「針を刺す」最後の一瞬だけを担当する脇役。肝心の場所決めも、ルート設計も、針がちゃんと刺さったか確認するのも全部CT頼りなんよ。

つまり、ロボットがどんだけ正確でも、CT検査室の予定が合わへんかったら出番すらないっちゅう悲しい構造や。病院が「300~800万元(約6000万~1.6億円)」もするこのロボットを買うかどうかは、CT室の空き具合とか、放射線科と外科のドロドロした院内政治が左右するわけ。もう技術どうこう以前の話やで草。

針は魔法でも、お金の流れは別世界

気になるお値段は1台あたり300万~800万元(約6000万~1.6億円)。しかも維持費が毎年数十万元(数百万円)かかる。これ、病院がペイするには年間200~400件くらいの手術をせなアカン。でも現実は、肺の針刺しは呼吸器科、腫瘍科、画像診断科と分担されとって、誰が“メインで使うか”すら決まらん。まさに割り勘したがらん飲み会の幹事状態や。

追い打ちをかけるのが保険の診療報酬制度や。1月にやっと「ロボット使うと料金を上乗せできるルール(加算係数50~500%)」が出たけど、実際に病院が値段つけられるまで3カ月~半年かかるんよ。その間、真健康は売上ゼロ、23.3万元も売れたのに全額キャンセルみたいな地獄を見たわけや。

「金のなる木」産むダ・ヴィンチ、真健康は針金レベル

手術ロボット業界の王者といえば、米国インテュイティブ・サージカルの「ダ・ヴィンチ(da Vinci)」や。あっちは1台売るたびに、使い捨ての鉗子(かんし)やトレーニング費用が定期的に転がり込む、まさにプリンターみたいなビジネスモデル。本体は赤字でも、消耗品でぼろ儲けできるんよ。

一方、真健康の穿刺ロボットはというと、針を刺すだけのツール。使い捨ての針は他社製がほとんどで、消耗品で継続収入を得るのがムズい。ロボットの周りにある生検針も焼灼(しょうしゃく)針もまるで知らん顔。せやから1台ポンと売っても、その後はパッタリ収入が途絶える。まるで一発屋芸人やな。

実際、これまで商用販売はたった2台。あとは26台のトライアル設置で、いわば「お試し期間」中や。5大顧客で売上の100%を占める超一点集中パターン。そら、投資家も「この会社、ほんまに儲かるんかいな?」と不信感バリバリや。

競合もゾンビ状態、CTメーカーがラスボスか

ライバルの「龍慧医療」はすでに破産清算、「微亜医療」の特許はオークションにかけられ、同じタイミングで上場申請した「叡触科技」の売上はゼロや。穿刺ロボット市場全体がまだ赤ちゃん状態なんよ。そこにCTメーカーが「うちのCTにロボットくっつけたパッケージどう?」と参入した日には、独立系ロボットメーカーはひとたまりもあらへんで。

真健康は技術だけはピカイチやけど、売り方もビジネスモデルもバリバリのバリュー「沼」状態。22.4倍ものセールスコストをかけてやっと1元の売上っていう、もはや慈善事業レベルや。

それでも投資家は「初の国産穿刺ロボット」っていうストーリーに飛びついて、会社の評価額は2021年の1300万元(約2.6億円)から4年後に22.3億元(約446億円)まで170倍に膨らんだ。バブルってこわいわぁ。

ワイの感想:立派な“技術の博物館”やけど…

ぶっちゃけ、真健康の技術そのものはめっちゃエエ線いっとると思うで。医者も患者もうれしい、ええロボットなんは間違いない。でもな、医療機器ってのは「買ったら終わり」じゃあかんのよ。使ったあとの金の流れまで設計せな、ベンチャーは死ぬ。

今の真健康は現金が2025年6月末で7870万元(約15.7億円)しかなくて、半年で5,600万元ずつ溶けとるから、計算上はあと15カ月でサヨナラや。まさに「時間との戦い」で、株価だけはファンタジーやけど、実態はリアルな崖っぷち。技術のすごさとビジネスの薄さが、こんなに露骨に出とるケースも珍しいで。ワイは誰かこのロボットを月賦で買ってくれる病院を大募集するわ。

元記事はこちら

🗓配信日時:2026/06/10 10:51

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