- 借金返せる力のランキングやのに、研究開発費バカ喰いの半導体系が上位を独占気味。特に万年赤字のAIチップ企業カンブリコンがトップ10に入っとる時点で、この世はもうわからん
- 白酒や漢方薬の優等生がおるかと思いきや、意外と製造業が健闘してて、まるで「ど根性ガエル」的なサプライズがあるで
- 結局「借金がない=強い」ちゃうらしい。財務の奥深さっちゅうか、評価基準がようわからんからこそ面白いんよ
そもそも「償債能力」って何やねん? ワイの家計簿で例えたるわ
今回は中国の経済メディアが発表した「A株償債能力百強榜」っちゅう、いかつい名前のランキングの話や。内容は、中国の上場企業(A株って呼ばれる上海・深圳の株式市場の連中な)約5000社の中から、借金を返す力がトップクラスの100社をピックアップしたもんやで。けど、世間一般の「借金返せる力=現金いっぱい持ってる」ってイメージとはちょっとちゃうらしいんよ。
このランキングを作った「済安金信」って会社は、単に現金の額や借金の少なさだけ見るんやなくて、短期的な支払い能力(つまり、明日急に取り立てが来ても平気か)、借金のバランス(長期と短期どっちが多いか)、キャッシュフロー(実際に稼いだ金で利息が払えるか)、資産の質(持ってるもんがすぐ現金化できるか)…ってな、細かい項目を総合的にジャッジしとる。要は「家計簿がずさんじゃなくて、もしリストラされても半年は余裕で暮らせる貯金があるか」みたいな、めっちゃ健全度チェックやな。
で、その結果がAAA(パーフェクト超人)、AA(優秀)、A(及第点)に分けられて、AAAはたった1社、AAが24社、Aが75社やった。日本のクレジットカード審査みたいなノリやけど、これを上場企業の生死に直結する重要データとして見てる投資家も結構おるらしいで。でもワイ的には「そんなん、今日良くても明日には変わっとるやろ」ってツッコミたくなるのが人情や。
ランキング1位は唯一のAAA、メモリ半導体のギガデバイス! けどな、本命はその後の連中やねん
堂々の1位は、メモリ半導体でおなじみの「GigaDevice(ギガデバイス)」。中国では「兆易創新」って書くけど、ワイらの感覚で言うたらフラッシュメモリとか作ってる、いわばデジタル社会の縁の下の力持ちや。こいつだけがトリプルA、つまり「非の打ち所がない財務体質」って評価されたんやから、そら立派やわ。でもな、ワイがマジでツッコミたいのは2位以下のランキングなんよ。
たとえば、AIチップで有名な「Cambricon(カンブリコン)」が堂々の全体4位、つまりAAランクに入っとるやないか! これには椅子から転げ落ちそうになったわ。だってカンブリコンっちゅうたら、業績はいつも「研究開発費で大幅赤字!」とか「まだ利益出てまへん!」って泣かされてる企業やろ? 決算書見てると「なんでお前が生きとるんや」って思うくらいやのに、借金返済力だけはピカイチっちゅうのはどゆことや。おそらく、AIバブルのおかげでベンチャーキャピタルからジャブジャブ資金調達して、手元現金だけは異様に潤沢なんやろな。まさに「金はあるけど儲からへん」という、なんとも歪んだ優等生やで。
このランキングの妙味は、そんな「イメージと真逆の企業が紛れ込んどる」ところや。他にも、時計メーカーの「FIYTA(飛亜達)」が7位、タイヤ製造装置の「賽象科技(サイショウカギ)」が8位、北洋硝子から派生した「盛龍股份」が10位…って、聞いたこともないようなマニアックな業種がひしめき合っとる。株式市場の主役はいつもITとか話題の成長株やけど、こういう地味な会社こそ財務の筋肉が発達しとるんやな、と変な納得をしてまうわ。
酒とクスリとブルドーザー? 分野別に見る「財務強者」の意外な顔ぶれ
100社を業界別にざっと分類すると、これがまた面白い傾向が見えるで。
まず目立つのは、なんと言っても「酒」。迎駕貢酒(げいがこうしゅ)、貴州茅台(マオタイ酒)、瀘州老窖(ろしゅうろうこう)、洋河股份(ようがこぶん)…そうそうたる白酒メーカーがずらり。そら、酒なんて原価なんてたかが知れてるし、ブランド力でボロ儲けできるから、財務が強いのは納得や。中国の景気がどうなろうと、宴席で白酒は必須やからな。漢方薬の「片仔癀(へんしこう)」や「同仁堂(どうじんどう)」も安定感抜群。なんせ一粒ウン万円の秘伝の薬やから、粗利率はハンパない。こういう「値下げせんでも売れる」ブランド企業は、現金がジャブジャブ入ってくるから、借金返済力なんて高くて当然や。
でも、ワイが意外やったのは製造業の健闘や。「賽象科技」はタイヤ製造装置、「中兵紅箭」は軍需機械、「内蒙一機」はなんか強そうな重機メーカー…と、いわゆる「3K職場」っぽい分野の会社がゴロゴロ入っとる。普通、こういう設備産業は固定費がかさんで財務が苦しいイメージあるのに、ランキング上位に来るってことは、よほど効率的に回しとるか、あるいは政府からの安定需要があるんやろ。なんせ中国のインフラ投資はまだまだバカでかいから、そういう公共工事の受け皿としての財務の粘り強さは本物やな。
それと、特に興味深かったのが「科技」枠。先述のカンブリコン以外にも、半導体の「ウェイラム」(韋爾股份)や「中頴電子」(チュウイン電子)、通信の「中際旭創」(ジョンギョクソウ)など、普段は「利益より未来!」って感じの企業がいくつも入っとる。これはもう、彼らがどんなに研究開発でカネを燃やそうとも、投資家や政府系ファンドが次々にカネを注ぎ込む「錬金術」のおかげで、手元流動性が確保できとるっちゅうオチやろ。つまり、借金返す力があるんやなくて、「金を借りる力」がハンパないから結果的に安心ってことか。うーん、なんやようわからん世界や。
で、このランキング、実際何の役に立つん? 投資家なら気になるとこやけど
真面目な話をすると、この手の財務安全性スコアは、景気後退や金融引き締めが起きた時に企業が生き残れるかのバロメーターになる。実際、中国の不動産バブル崩壊で借金漬けの企業がバタバタ倒れたのを覚えとるやろ? ああいう時、いかに財務が筋肉質かで生死が分かれるんや。だから、機関投資家なんかはこういうランキングを参考に、リスクの少ない株を選ぶんやろうな。
けど、ワイら一般ピーポーがこのリストを眺めて感じるのは、「え、この会社こんなに健全なんや!」っていう意外性やねん。たとえば、高級アパレルの「九牧王」とか、はちみつドリンクの「安德利」とか、日常で目にするけど地味すぎて株価すらチェックしとらん会社がおると、なんか親近感が湧く。それに、いわゆる「割安株」マニアにとっては、こういう財務優良でしかも目立たない銘柄こそが狙い目ってことやろ。株で一攫千金を狙うタイプにはつまらんかもしれんけど、「安心して放ったらかし投資」したい人にはええやつやな。
【ワイの結論】ランキングは面白い、けど「現金がすべて」やないところがミソ
結局のところ、この「償債能力百強榜」は、企業の体力を多面的に測るおもろい試みやと思うで。ただ単に「借金ゼロ自慢」するんやなくて、キャッシュフローや資産の質まで見とるから、いわゆる「安全なだけの低成長企業」と「ほどほどにリスク取って稼げる企業」とを区別できるんよ。
でもな、ランキングを見てると「これ、ええんか?」と首をかしげる場面もある。AIチップのカンブリコンが上位にいるのは、果たして健全な状態と言えるんか? 万年赤字でも、政府や大手がバックについとるから潰れんやろっていう「ツケの大きさ」が評価されとるだけちゃうか。それって、ワイが親に借金しても「返せるやろ」って信用されるのと同じで、甘えの構造そのまんまや。ま、でもそういう「期待値込みの財務力」を数値化しようとした点は評価してもええかもしれへんな。
ともあれ、中国A株の裏側を覗けるええネタやった。次回はぜひ「社長の逃亡スピードランキング」とか「粉飾決算を見破るAI」の話をやってほしいわ。ほな、また。
🗓ツッコミ日時: 2026/07/12 10:51


